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2008 年度 実績報告書

慢性腎臓病とメタボリックシンドローム関連腎障害の疫学的・臨床病理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500614
研究機関上越教育大学

研究代表者

上野 光博  上越教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (90260546)

キーワード慢性腎臓病 / メタボリックシンドローム / 疫学 / 内科 / 病理学
研究概要

慢性腎臓病についてこれまで疫学的な調査により、生活習慣病として重要な糖尿病や高血圧を原因とする糖尿病性腎症や腎硬化症が多いこと、また心血管病を合併しやすいことが示されている。一方、心血管病のリスク要因として重要なメタボリックシンドロームが注目されているが、メタボリックシンドロームに関連する腎障害については微量アルブミン尿以外には十分に解析されているとはいえない。そこで慢性腎臓病とメタボリックシンドローム関連腎障害の実態(頻度、原因疾患、リスクファクター、微量アルブミン尿、腎組織像など)を知ることを目的に疫学的解析と臨床病理学的解析を計画した。平成20年度は、まず1)地域の健康管理センターでの健康診断や人間ドックのデータおよび本学の学生の健康診断データをもとに慢性腎臓病やメタボリックシンドロームの疫学的解析を計画した。しかし、実施前の大学倫理審査会により研究倫理面の整備を指摘され、データ集積を延期せざるをえず、計画の再検討とハード面での整備に留まった。次に2)メタボリックシンドローム関連の腎障害についての臨床病理学的解析を進めるために微量アルブミン尿測定を計画したが、外注依頼の必要性により計画を変更した。血尿または蛋白尿を示し腎生検をされたメタボリックシンドローム患者の腎病理診断を他大学との共同研究で行い、集積された症例の画像解析も施行中である。その結果、無症候性蛋白尿のメタボリックシンドローム患者は、糸球体肥大を特徴とする非IgA型腎症であることが示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 自己免疫性膵炎の治療後、腎機能障害が進行したIgG4関連間質性腎炎の一例2008

    • 著者名/発表者名
      才田優, 上野光博, 他5名
    • 学会等名
      日本腎臓学会東部学術大会
    • 発表場所
      東京六本木ヒルズ
    • 年月日
      2008-10-12
  • [図書] カラー版メディカルノート 腎臓がわかる. 腎・尿路疾患/水・電解質代謝異常2008

    • 著者名/発表者名
      上野光博, 下条文武
    • 総ページ数
      265
    • 出版者
      西村書店

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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