研究課題
基盤研究(C)
メタボリックシンドローム(MS)と慢性腎臓病(CKD)の関連を知るために、健診者をMS群と非MS群に分けて健診データを解析した。MS群は非MS群に比べ、CKD患者が有意に多く、尿中アルブミン値や尿蛋白は有意に多く、腎機能は有意に低かった。これは高血圧や糖尿病の既往を認める者を除外してもMS群は非MS群に比べ、有意に微量アルブミン尿あるいは蛋白尿陽性者が多かったことから、MS固有の腎症の存在が示唆された。