特定健診項目の1年間の変化量からその間に行った保健指導の効果を評価したところ、積極的支援レベル、動機付け支援レベルとも、保健指導の有無による健診項目(体組成、血圧、血液検査結果)の有意な差は認めなかった。一方、行動変容ステージが前進した場合には健診結果が改善し、後退した場合には悪化していることが明らかになった。また、トランスセオレティカル・モデルに基づいた保健指導プログラムを実施する際に必要とされる個人の行動変容ステージを客観的に評価する質問票URICA(University of Rhode Island Change Assessment)-32の日本語版を作成した。
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