研究課題
基盤研究(C)
種々の生活習慣病は過剰な細胞内脂質蓄積に基づく病態といえ、脂質蓄積に働く蛋白を我々は「貯蔵遺伝子」と呼んでいる。動脈硬化に関わるマクロファージと脂肪肝に関わる肝細胞で、貯蔵遺伝子ADRPとTIP47に対するフランス海岸松樹皮成分の効果を検討した。いずれの細胞でもこの成分はこれらの遺伝子発現と細胞内脂質蓄積を抑制した。その機序は前者では炎症性転写因子の活性抑制、後者ではmRNA分解促進であった。この成分を1ヶ月間摂取した前後での白血球遺伝子発現を網羅的に解析し、増加12、減少64の遺伝子を検出した。これらの変動遺伝子の生理的意義は今後の解析課題である。
すべて 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (9件) 備考 (1件)
Am J Physiol Endocrinol Meta 299
ページ: E593-E600
Am J Physiol EndocrinolMetab 297
ページ: E112-E123
Modern Rheumatol 19
ページ: 253-259
Current Rheumatology Reviews 5
ページ: 241-245
J Clin Endocrinol Metab 94
ページ: 442-448
Am J Physiol Endocrinol Metab 295
ページ: E1390-E1400
FEMS Microbiol Lett 289
ページ: 72-79