平成22年度実施したこと 昨年度で実施した介入研究の結果の詳細な分析、統計的処理をすすめた。2011年6月22日アムステルダムで開催される国際学会16th International WCPT Congressに演題登録し、採択された。演題名Effects of respiratory muscle training and motor functional training on the strength of cough in adult day-care use senior. 【方法】デイサービス利用の要支援1から要介護2の軽度要介護高齢者52名を対象とした。トレーニングは週2回3ヶ月間16回実施した。呼吸筋トレーニングはインセンティブ・スパイロメトリ(Tri-Ball)と振動PEP療法(Acapella)を使用し嚥下体操とともに実施した。運動トレーニングは、低強度の筋力・柔軟性のトレーニングを実施した。(A)呼吸筋+運動トレーニング群(B)呼吸筋トレーニング群(C)コントロール群の3群の介入前後測定値の比較をした。【結果】呼吸筋+運動トレーニング群(B)呼吸筋トレーニング群では、1秒量、ピークフロー、反復唾液飲み込み試験、最大呼気・吸気口腔内圧の有意な改善がみられた。改善量は2群で有意な差はみられず交互作用はみられなかった。 現在日本呼吸リハビリテーション学会学会誌への論文投稿に向けて論文執筆中である。
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