研究課題
基盤研究(C)
本研究では動脈硬化の前兆とされる動脈拡張不全を、運動負荷を用いて的確に把握する方法を確立することを目的とした。血管機能評価には動脈の硬さの指標を用いた。ステップ運動で軽く息がはずむ程度の運動を10分間実施することで、一過性の動脈柔軟性の向上が観察された。この変化には個人差があり、また急性に血管機能障害をもたらす高脂肪食摂取後には、運動後の動脈柔軟性向上が認められなかった。本研究により、10分間ステップ運動後の血管機能検査を用いて、動脈硬化の前兆を早期に的確に評価しうるものと考えられた。
すべて 2011 2009 2008
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)
成人病と生活習慣病 41(3)
ページ: 296-303
Angiology Frontier 8
ページ: 274-282
Acta Physiol 194
ページ: 189-194