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2009 年度 実績報告書

脂肪細胞の分化・小型化過程とアディポネクチン分泌に及ぼす運動頻度・持続期間の影響

研究課題

研究課題/領域番号 20500627
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

木村 真規  慶應義塾大学, 薬学部, 講師 (40383666)

キーワード運動 / 肥満 / 脂肪細胞 / アディポサイトカイン / アディポネクチン
研究概要

本研究は,1.運動療法および食事療法時の脂肪細胞の分化・小型化過程におけるアディポネクチン分泌抑制因子の遺伝子発現を解析すること,2.脂肪細胞の組織像を病理学・免疫組織化学的手法を用いて観察し,アディポネクチン分泌抑制因子を分泌する異質な細胞像(マクロファージなど)の存在とその関与について考察すること,以上の2点を目的として検討を行う.
平成21年度は以下のプロトコール(1),(2)を1~3クールまで実施し,解析に必要な血液および各種の脂肪・骨格筋などの臓器サンプルを得た.今後,追加プロトコールとして4クール目を実施し,必要サンプル数を確保した後に,下記項目の測定・評価を実施する.
【プロトコール(1)】13週齢の過食性肥満モデルOLETFラットを対象に,個別ケージにて2週間の予備飼育後,併設された回転ケージを用いた自発走運動による運動療法を行った.飼育期間中,餌および水はad lib摂取とし,運動量は回転ホイールへのアクセスを毎日(週7日)許可する群と,敷居板にて週4日に制限する群を設けることによって調節した.
【プロトコール(2)】13週齢のOLETFラットを対象に,個別ケージにて2週間のad lib食での予備飼育の後,体重減少速度が各運動群(週7および4日運動群)のそれと一致する様に摂餌量を毎日調整した.
【測定・評価項目】脂肪組織における遺伝子発現として,アディポネクチンとTNF-α,11β-HSD-1,MCP-1などのアディポネクチン分泌抑制因子をReal time-PCR法にて定量評価する.-20℃で凍結保存した脂肪組織はヘマトキシリン-エオジンを用いた組織染色および抗マクロファージ抗体,抗MCP-1抗体などを用いた免疫組織化学染色を行い,組織形態学的観察を行う.血液成分はELISA法を用いて血中のアディポネクチン,コルチコステロン,TNF-α,テストステロン濃度を測定・評価する.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 食事療法が体重減少時のリバウンド期における血中アディポサイトカイン濃度に及ぼす影響2009

    • 著者名/発表者名
      木村真規, 他
    • 学会等名
      第30回日本肥満学会大会
    • 発表場所
      静岡県 浜松市
    • 年月日
      2009-10-09
  • [学会発表] 運動療法が体重減少時のリバウンド期における脂肪細胞サイズと血中アディポネクチン濃度に及ぼす影響2009

    • 著者名/発表者名
      木村真規, 他
    • 学会等名
      第64回日本体力医学会大会
    • 発表場所
      新潟県 新潟市
    • 年月日
      2009-09-19
  • [学会発表] The cellularity of adipocyte and secretion of adipocytokines at the end of voluntary wheel running exercise and recovery period in hyperphagic and obese OLETF rats2009

    • 著者名/発表者名
      Masaki Kimura, Miyuki Machida, Tomokazu Shinozaki, Makoto Hosoyamada, Toshiaki Shibasaki
    • 学会等名
      14th Annual Congress of the European College of Sport Science
    • 発表場所
      Oslo, Norway
    • 年月日
      2009-06-25

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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