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2009 年度 実績報告書

2型糖尿病のコントロールと心理的、社会的要因との関連

研究課題

研究課題/領域番号 20500630
研究機関順天堂大学

研究代表者

弘世 貴久  順天堂大学, 医学部, 准教授 (40384119)

キーワード2型糖尿病 / 患者心理 / QOL / Well-being
研究概要

(目的)2型糖尿病の治療窪として、食事、運動療法が中心的な役割を担っており、患者による適切な自己管理行動(セルフケア行動)が求められている。この点に関して我々は、教育入院の6ヶ月後に25%の患者で血糖値改善が認められず、同時に行ったアンケート調査の結果、糖尿病関連QOL(DQOL)や心理的健康度の指標であるウェルビーイング(WB)が低いと教育入院の効果が出にくいことが明らかとなった。本研究ではDQOLやWBに関連する因子を明らかにすることを目的として調査を行った。
(対象及び方法)対象は当院で糖尿病教育入院を行った患者とした。家族構成を聴取した他、糖尿病治療に関する家族のサポート状況、DQOL、WBの他、糖尿病に関するストレスを測るProblem Areas In Diabetes(PAID)、糖尿病治療に関する満足度を測るDiabetes Treatment Satisfaction Questionnaire(DTSQ)、糖尿病知識テストを行った。データの解析はDQOLが良好な患者から不良な患者までをそれぞれ4分割し、前述した各種パラメーターについて比較検討を行った。
(結果)DQOLの結果で4群に分類した場合、DQOLが高い群ほどWBは高値であった。
(考察)糖尿病関連のQOL(DQOL)と全体的な心理的健康度の指標であるWBが強く関連した。WBは部分的にうつや不安を評価していることから、それらの心理状態がDQOLの評価に強く影響を与えていた可能性がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 2型糖尿病における教育入院の効果と心理的、社会的要因2009

    • 著者名/発表者名
      山本理沙子, 弘世貴久, 他
    • 雑誌名

      プラクティス 143

      ページ: 656-660

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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