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2009 年度 実績報告書

家庭経済教育における計算的内容の充実に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500648
研究機関三重大学

研究代表者

乗本 秀樹  三重大学, 教育学部, 教授 (20144222)

研究分担者 色川 卓男  静岡大学, 教育学部, 准教授 (90293589)
大藪 千穂  岐阜大学, 教育学部, 准教授 (10262742)
関根 美貴  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (80226654)
キーワード家庭経済学 / 経済生活設計 / 家計把握 / 生活資金循環 / 生活環境把握 / 生活経済実態
研究概要

平成20年度に試作した項目別経済計算の粗稿を、平21年度には、4の研究者がそれぞれに大学や社会教育の授業等で使用した。それによって、記述上の問題点・改善点を発見することができた。その結果を持ち寄って、「家庭経済教育における計算的内容の充実に関する研究(試作版)」という冊子(90頁)にとりまとめた。平成22年度には、この冊子を用いることによって、さらに改善点を発見する予定である。
上記のように平成20年度の成果を授業等で用いるなかで、乗本は生活経済計算することの意義を再発見することができた。「生活環境把握」という意義であり、平成21年度にはこの観点から前年度論文を補完する論文を発表した。
現実生活の中で素朴に感じられる計算のさまざまな主題を、まずは、生き生きと端的に描き出すこと。本研究の成否は、この点にかかっている。その意味で、現実生活の様相を把握したり生活課題を指標としてとらえる努力は不可欠であり、色川における「所得低下・雇用不安における家計の現状」の把握、関根における「母子世帯の家計の実態」の把握、ならびに大藪における「地域経済と生活者の安心」という観点からの生活指標把握は、平成21年度に得られた有意義な諸成果である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 経済計算を通した生活環境把握について2010

    • 著者名/発表者名
      乘本秀樹
    • 雑誌名

      三重大学教育学部研究紀要(社会科学) 61(印刷中)

  • [雑誌論文] 家計からみた「標準生活モデル」世帯の現在2010

    • 著者名/発表者名
      色川卓男
    • 雑誌名

      生活経営学研究 45(印刷中)

  • [雑誌論文] 母子世帯の家計の実態について2010

    • 著者名/発表者名
      関根美貴
    • 雑誌名

      愛知教育大学家政教育講座研究紀要 38(印刷中)

  • [雑誌論文] 家庭経済学の枠組み2009

    • 著者名/発表者名
      乘本秀樹
    • 雑誌名

      家庭経済学研究 22

      ページ: 41-46

  • [雑誌論文] 地域経済と生活者の安心-持続可能な社会のための生活指標-2009

    • 著者名/発表者名
      大藪千穂
    • 雑誌名

      生活経済学研究 30

      ページ: 57-61

  • [学会発表] 所得低下、雇用不安における家計の現状2009

    • 著者名/発表者名
      色川卓男
    • 学会等名
      日本家政学会生活経営学部会
    • 発表場所
      東京家政学院大学(東京都)
    • 年月日
      2009-08-26
  • [学会発表] The Development of Indicators for Enriched Life2009

    • 著者名/発表者名
      Chiho Oyabu
    • 学会等名
      The 8^<th> Biennial Conference of Asian Consumer and Family Economics Association
    • 発表場所
      セントコア山口(山口県)
    • 年月日
      2009-07-03

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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