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2009 年度 実績報告書

味覚受容体発現を指標とする居住地域および食事摂取が味覚形成に及ぼす影響の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20500721
研究機関昭和女子大学

研究代表者

高尾 哲也  昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (10338543)

研究分担者 小池 文彦  日本大学, 医学部, 助手 (20215148)
青木 三恵子  山陽学園短期大学, 食物栄養学科, 講師 (50249538)
キーワード味覚 / 味覚受容体 / RT-PCR / hTAS2R / 発現性 / 食事摂取調査
研究概要

関東在住の自覚的な味覚異常を示さない18-21才の女性を被験者とした。関東圏(東京近郊)、関西圏(大阪近郊、岡山近郊)にて自覚的味覚異常のない、18-25歳の若年者を被験者として募集した。被験者から擦過法により、舌の葉状乳頭部の組織を取得し、Chomczynskiらの方法によりtotal RNAを取得した。取得したtotal RNAから逆転写によりcDNAを調製した。このcDNAをテンプレートとし、hTAS2R1, 3, 4, 5, 7, 8, 9, 10, 13, 14, 16, 38, 39, 40, 42, 43, 44, 45, 47, 48, 49およびβ-actinをプライマーとして、サイクル数35回でPCRを行なった。PCR産物をマイクロキャピラリー電気泳動法で測定した。同時にFFQW65を用いて食物摂取頻度調査を行って1ヶ月間の食物摂取状況を把握し、hTAS2Rsの発現性と食物の摂取との関連性を解析した。さらに、7日間の食事摂取記録調査を行い1週間に摂食した全ての食品と量を把握した。記録調査終了翌日に擦過法で舌細胞採取した。その細胞からRT-PCR法にて味覚受容体hTAS2Rsを指標として発現している受容体の種類を調査した。これらの結果から味覚受容体発現と食物摂取との関連性を検討した。その結果、hTAS2Rsの発現性と摂取した食事の内容を解析した結果、大豆の摂取はhTAS2R3, 4, 5, 14, 16, 38, 39の発現性との相関性が高い事が推察された。同様に、食肉(牛肉、豚肉、鶏肉)はhTAS2R39の発現性との相関性が高い事が推察された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] hTAS2Rs発現性に係わる食品摂取因子の解析2009

    • 著者名/発表者名
      高尾哲也, 岡田友佳, 青木三恵子, 熊谷日登美, 小林香織, 関口翔子, 山本恵以, 小池文彦, 高尾恭
    • 雑誌名

      日本味と匂学会誌 16

      ページ: 419-422

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 食物摂取状況と味覚受容体発現の関連性2009

    • 著者名/発表者名
      岡田友佳, 青木三恵子, 熊谷日登美, 小林香織, 関口翔子, 山本恵以, 小池文彦, 高尾恭一, 高尾哲也
    • 雑誌名

      日本味と匂学会誌 16

      ページ: 415-418

    • 査読あり
  • [学会発表] hTAS2Rs発現性に係わる食品摂取因子の解析2009

    • 著者名/発表者名
      高尾哲也, 岡田友佳, 青木三恵子, 熊谷日登美, 小林香織, 関口翔子, 山本恵以, 小池文彦, 高尾恭
    • 学会等名
      日本味と匂学会
    • 発表場所
      旭川市民文化会館
    • 年月日
      2009-09-03
  • [学会発表] 食物摂取状況と味覚受容体発現の関連性2009

    • 著者名/発表者名
      岡田友佳, 青木三恵子, 熊谷日登美, 小林香織, 関口翔子, 山本恵以, 小池文彦, 高尾恭一, 高尾哲也
    • 学会等名
      日本味と匂学会
    • 発表場所
      旭川市民文化会館
    • 年月日
      2009-09-03
  • [学会発表] 食物摂取と味覚受容体発現との関連2009

    • 著者名/発表者名
      岡田友佳, 渡辺満利子, 青木三恵子, 小林香織, 関口翔子, 高尾哲也, 小池文彦, 高尾恭一, 小野田恵子, 平井良治, 池田稔
    • 学会等名
      日本栄養・食糧学会
    • 発表場所
      長崎ブリックホール
    • 年月日
      2009-05-22

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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