茶葉カテキンは糖尿病性うつ病を改善するか

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20500735
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 食生活学
• 研究機関: 中村学園大学
• 研究代表者: 大和 孝子 中村学園大学, 栄養科学部, 准教授 (70271434)
• 研究分担者: 青峰 正裕 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (60091261) ; 西山 敦子 中村学園大学, 栄養科学部, 助手 (90461475)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 健康と食生活

研究概要

茶葉カテキン類(EC、EGC、ECG、EGCG、CAT)が、脳海馬のセロトニン(5-HT)放出に及ぼす影響および市販の高濃度茶カテキン飲料(カテキン茶)投与による血清中の酸化ストレス度および抗酸化力を健常および糖尿病ラットを用いて調べた。茶葉カテキンは、健常および糖尿病ラットともに5-HTの放出を増加させた。また、カテキン茶を投与した糖尿病群における結果からカテキンは、血清中の酸化ストレス度を軽減し、抗酸化力を上昇させる可能性があることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Diabetes modulates ethanol-induced increase in serotonin release from rat hippocampus : an in vivo microdialysis study (2011)
  • 著者名/発表者名: Tamaki Nagata, Atsuko Nishiyama, Takako Yamato, Toshio Obata, Masahiro Aomine
  • 雑誌名: Nutr.Neurosci. (in press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] マウスの摂食・摂水日内リズムに及ぼすカプサイシンの影響-糖尿病マウスと正常マウスの比較- (2009)
  • 著者名/発表者名: 大和孝子、永田瑞生、西山敦子、太田英明、青峰正裕
  • 雑誌名: 調理食品と技術 15(1) ページ: 16-26
• [雑誌論文] 一酸化窒素は糖尿病マウスの運動量を増加させる (2009)
  • 著者名/発表者名: 西山敦子、永田瑞生、大和孝子、青峰正裕
  • 雑誌名: 中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要 41 ページ: 263-270
  • 査読あり
• [雑誌論文] コーヒーによるストレス緩和に関する研究-女子大学生におけるアンケート調査編- (2008)
  • 著者名/発表者名: 大和孝子、青峰正裕、太田英明
  • 雑誌名: 食品と科学 50(2) ページ: 73-76
• [学会発表] 高濃度茶カテキン飲料を用いた糖尿病改善効果の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大和孝子
  • 学会等名: 第57回日本栄養改善学会
  • 発表場所: 埼玉
  • 年月日: 20100924-20100925
• [学会発表] 糖尿病マウスの食行動に及ぼす抗うつ剤の急性効果 (2010)
  • 著者名/発表者名: 西山敦子、永田瑞生、大和孝子、青峰正裕
  • 学会等名: 第64回日本栄養・食糧学会
  • 発表場所: 徳島
  • 年月日: 20100521-20100523
• [学会発表] 糖尿病ラットにおける高血糖状態はストレス抵抗性を低下させる (2009)
  • 著者名/発表者名: 永田瑞生、村上晴秋、西山敦子、大和孝子、青峰正裕
  • 学会等名: 第23回日本糖尿病・肥満動物学会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 20090213-20090214
• [学会発表] 茶葉カテキンによるラット脳セロトニン放出の増加 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大和孝子、村上晴秋、西山敦子、青峰正裕
  • 学会等名: 第18回日本清涼飲料研究会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-10-22
• [図書] Nフックス改訂応用栄養学(第9章3.ストレスと栄養) (2010)
  • 著者名/発表者名: 江渾郁子、津田博子、河野篤子、田中一成、松本晴美、五関正江、松田早苗、沖田千代、勝野由美子、大和孝子、藤井久雄
  • 総ページ数: 236(194-199)
  • 出版者: 建帛社
• [図書] イラスト解剖生理学実験(第8章呼吸、第14章基礎代謝) (2009)
  • 著者名/発表者名: 青峰正裕、藤田守、清末達人、阪本典子、長谷川昇、大和孝子、熊井まどか、竹嶋美夏子
  • 総ページ数: 145(77-82、121-129)
  • 出版者: 東京教学社