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2008 年度 実績報告書

技術者倫理教育における事例研究ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20500740
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

鈴木 好夫  室蘭工業大学, 工学部, 教授 (70002920)

キーワード技術者倫理 / 事例研究 / 教材開発
研究概要

技術者倫理教育の事例研究は、倫理的ジレンマの仮想体験や倫理的なスキルを身につける上でも欠くことができない。技術者倫理教育が、多くの高等機関で実施されているにもかかわらず事例研究の研究は少ない。本研究は、第1に、事例研究の収集とそれに基づくデータベース化の構築である。本年は、国内で市販されている教科書や資料などの収集を行った。さらに、この資料をもとに、事例の分類と分析を行った。データベース化に当たっては、資料の充実が最も重要なので来年度もこの研究を継続する。また、資料収集の結果、単なる文字情報だけでは不十分であり、事例の工学的な説明には静止画や動画が不可欠であることがわかった。こうした教材をデータベース化するためのシステムの構築に取りかかる。
第2の研究内容は、事例研究の因果関係解析ツールの開発である。グラフ理論を活用し、キーワードを入力することで事例の因果関係が階層構造的に構築できることを示した。従来はC言語により構造解析ツールを構築してきたが、複雑な現象になると図的に煩雑になるという欠陥があった。今回はその欠陥を克服するためにJaba言語を使用`して解析ツールの開発に取りかかった。その結果、3次元グラフの提示が可能となり、一段と見やすい可視化が可能となった。さらに、Jaba言語を活用することで、いかなるコンピュータ上でも使用できるようになった。チャレンジャー号事件などの事例をもとに実験をして見たが、この有効性がわかった。今後は、より使いやすい教材を目指すとともに、多くの事例に有効かどうかの検討を行うつもりである。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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