研究課題/領域番号 |
20500745
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山本 順人 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (30111090)
|
研究分担者 |
細野 千春 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (20108294)
西岡 知之 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (70310191)
城間 祥子 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 助教 (30457379)
|
キーワード | 実験系心理学 / 聴覚障害者 / プログラミング言語 / 空間認知 |
研究概要 |
今年度は3年間の研究期間の中で準備段階に相当する年度であり、実験環境の構築を中心に研究を行った。 まず空間認知能力を計測するための二次元・三次元における課題について検討を行った(研究実施計画1)。課題として、プログラミング言語で表現されたものを図形として回答させる理解問題、提示した図形をプログラミング言語で表現させる表現問題に加えて、方向指示の方法(絶対的方向/相対的方向)を比較する地図問題について検討を行った。 並行して、大型ディスプレイを用いて、課題画像の提示方法の検討を行う(研究実施計画2)とともに、出題・回答用言語であるHyperlogoに対して2次元および3次元タートルグラフィックス機能の拡張を行った(研究実施計画3)。 2008年12月初旬には研究会を行い、回答用言語の開発状況、実験における評価項目、実験プロトコルについての考察、関連研究の調査などに関して、プロジェクトメンバ内での情報交換を行った。この研究会での検討を受け、2009年2月に、空間認知に関する予備的な実験を行った(研究実施計画4)。この結果、地図課題による相対的・絶対的方角指示方法に基づく空間認知能力の比較可能性が明らかになるとともに、回答用言語の三次元表示系についての改良点が判明した。 実験の結果をまとめたものを、2009年にアメリカで開催されるヒューマンインタフェースに関する国際学会HCII2009に投稿し、採択された(研究実施計画5)。
|