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2010 年度 実績報告書

幾何教材としての折り紙作図の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500757
研究機関愛媛大学

研究代表者

平田 浩一  愛媛大学, 教育学部, 教授 (80173235)

研究分担者 吉村 直道  愛媛大学, 教育学部, 准教授 (90452698)
河村 泰之  愛媛大学, 教育学部, 講師 (80369967)
キーワード科学教育 / 幾何学 / 作図 / 折り紙
研究概要

平成22年度は交付申請書にあげた次の2点
(1)折り紙作図のシミュレーションソフトウェアの設計・開発
(2)折り紙作図の特長を生かした作図問題の収集
に焦点を当てて研究を行った。
(1)については、古典作図の作図ツールとしてのGC、Cabri、Cinderellaを調査し、折り紙作図用のシミュレーションソフトウェアのユーザインターフェイスについて検討を行った。シミュレーションソフトウェアとしてJava言語のappletを用いて試作的なソフトウェアを作成した。今後はタブレット(iPad)上で動作するシミュレーションソフトウェアの開発も行うこととした。
(2)の折り紙作図の特長を生かした作図問題の収集については、古典的な作図では不可能であるが、折り紙作図では可能となる、3次や4次の代数方程式に帰着するような作図問題を収集した。角の三等分線の作図、正n角形(n=7,9,13,19)の作図についてその教材化を進めた。また、Java appletで作成したシミュレーションソフトウェアを用いてその作図手順のアニメーション化を行った。今後は古典的作図で作図不能とされている問題や和算・算額の図形問題を対象にして具体的折り紙作図方法を研究し作図問題の収集を行う予定である。
経費としては、補助金の約5割は調査研究旅費として使用し国内の研究者と情報交換を行った。残りは物品費と謝金および次年度以降の研究のための図書とタブレットの購入にあてた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 算額パネル展への取組み~愛媛の算額展について~2010

    • 著者名/発表者名
      平田浩一
    • 雑誌名

      日本数学教育学会誌 第92回総会特集号

      巻: 92 ページ: 501-501

  • [学会発表] 伊佐爾波神社 吉田茂兵衛の算額の解2011

    • 著者名/発表者名
      平田浩一
    • 学会等名
      第24回愛媛和算研究会
    • 発表場所
      愛媛大学教育学部
    • 年月日
      2011-02-20
  • [学会発表] 算額パネル展への取組み~愛媛の算額展について~2010

    • 著者名/発表者名
      平田浩一
    • 学会等名
      第92回全国算数・数学教育研究(新潟)大会
    • 発表場所
      朱鷺メッセ(新潟市)
    • 年月日
      2010-08-03

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公開日: 2012-07-19  

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