研究の初年度に当たる今年度は、従来開発してきたカリキュラムを正規の授業で実践できるカリキュラムへ改善し、あわせて教材及び指導資料の開発を目的としている。また分散処理的な考え方にもとづく先端的研究の情報収集、ネットワークによる学習支援環境の構築を目標としている。 1.カリキュラムの改善について (1)必修科目の「モデル化とシミュレーション」として、10時間構成で実施可能なカリキュラム及び教材を開発し、これらを利用したモデルコースを提案した。 (2)埼玉県立川越高等学校では教科「情報」の必修科目として、1時間コース、2時間コース、5時間コースの3種類を実施した。 (3)県立教育センターでの教員研修において、今後の教科情報の目標としての「情報的(分散処理的も含む)な見方・考え方」の導入に関するアンケート調査を実施した。 2.教材の開発について (1)教師等が利用できる一般図書の出版に向けて、作業を進めている。 3.先端的な研究の情報収集について (1)横浜国立大学の森下研究室を訪問し、セルオートマトンに関する情報収集を行った。 4.ネットワークによる学習・研究開発環境の構築
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