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2008 年度 実績報告書

段階的な負荷と継続的な負荷を考慮した創造性育成実験教材の開発とその検証

研究課題

研究課題/領域番号 20500766
研究機関豊田工業高等専門学校

研究代表者

杉浦 藤虎  豊田工業高等専門学校, 電気・電子システム工学科, 准教授 (70206407)

キーワード工学教育 / 創造性教育 / 高等専門学校 / 実践教育 / ものづくり
研究概要

H20年度,創造性教育の効果の検証の場として継続参加しているロボカップ小型リーグジャパンオープン2008,世界大会2008において全て予選敗退であった.昨年までジャパンオープン準優勝などの優秀な成績を残してきたが,今年度が学生の入れ替わりの年ということもあって十分な引継と対応ができなかったことがその要因と考えている.従来,競技場では一定の照度が確保されていたが徐々に屋外での競技を意識して,照度が不安定な会場が用意されるようになった.そのため,画像認識技術のより高性能化および,より多様な戦略が行えるプログラムの開発が求められている.そこで,本年度は創造性育成実験教材であるロボカップマシン(サッカーロボット)の制御に必要な,画像処理と戦略プログラム(人工知能)の開発を主として学生に取り組ませた.
また,小型サッカーロボットと並行して,今年度予算で購入した2足歩行ロボットの組み立てと動作確認を行った.その後,3月に豊田高専においてラジコンによる2足歩行ロボットのサッカー競技「とよたこうせんCUP」を創造性教材の一つとしてオープン開催した.この競技は無線操縦による2足歩行ロボット3台を1チームとしてサッカーを行うもので,学外強豪チーム(参加全8チームのうち,学外7チーム)にプレゼンテーションを依頼し,参加者相互の技術交流を目的として行った.大会は60名以上の参加・観戦者,26台のロボットが出場し,成功裏に終了した.競技形式にしたことでロボットのハードウェア、ソフトウェアに関する工夫を促した.また学外チームによるプレゼンテーションは学生の創造力向上に大きな寄与を与える機会となった.以上の成果のうち,一部は学会誌に掲載された.2足歩行ロボット教材を用いた,学生の創造力に関する評価を来年度実施する予定である.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ロボカップ小型リーグおよび世界大会への継続参加による創造性育成教育の実践2009

    • 著者名/発表者名
      杉浦藤虎
    • 雑誌名

      高専教育 32

      ページ: 345-350

    • 査読あり
  • [雑誌論文] RoboCup SSL (Humanoid)における分散思考型AIサーバの開発に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      堀井隆斗
    • 雑誌名

      国立高等専門学校機構創造性を育む「卒業研究」集平成20年度版 (未定)

  • [学会発表] RoboCup小型機リーグ用画像認識システムの高性能化に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      佐藤竜平
    • 学会等名
      平成20年度(第16回)高専卒業研究発表会講演論文集
    • 発表場所
      大阪中央電気倶楽部
    • 年月日
      2009-03-07

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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