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2009 年度 実績報告書

インターネット天文台と計算機シミュレーションによる科学教育の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 20500769
研究機関津山工業高等専門学校

研究代表者

佐々井 祐二  津山工業高等専門学校, 専門学科・専門学科共通科目, 教授 (40235239)

キーワード科学教育 / 教育工学 / 天文 / 計算物理 / ネットワーク
研究概要

研究代表者は、高等専門学校や高等学校の物理系科目をより魅力的にするための方策として、宇宙・天文についての教育とJavaやFlash等を用いた計算機シミュレーションによる物理現象の視覚化に注目している。まず、本計画の主目的である「津山インターネット天文台」については、底面2m×3m、高さ1.7mの電動スライディングルーフ観測室に口径35cmシュミットカセグレン式望遠鏡を入れている。この口径35cm望遠鏡には口径8cmガイドスコープ(屈折望遠鏡)と口径4cm太陽望遠鏡(現有品)を同架し、通常の天文台として予定の構成になっている。平成21年度の科学教育としては、小中学生など約135名を対象として6月1日「口径35cm望遠鏡で土星を見よう」、7月22日「太陽望遠鏡で日食を見よう」、8月3日「手作り望遠鏡で月を見よう」、11月20日「クジラ座のミラと木星を見よう」、1月29日「地球に接近した火星を見よう」について計5回の天体観測会を実施した。インターネット天文台化については、望遠鏡と室内モニタカメラからの映像を切換機能、望遠鏡・冷却CCDカメラ・気象観測装置・制御BOXのシリアル制御機能について制御PC上で調整中である。また、取り込んだビデオ画像をストリーミングし、WWWブラウザからアクセスするクライアントとのユーザインタフェイスを担うWWWサーバも準備している。また、もう一つの柱である計算機シミュレーションによる物理現象の視覚化について、最新の科学成果を背景とする計算機シミュレーションの手法の調査・研究を進めている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 津山インターネット天文台実現へ向けて2010

    • 著者名/発表者名
      佐々井祐二, 最上勲
    • 学会等名
      日本物理学会第65回年次大会 講演概要集 第65巻第1号第2分冊(2010)p.430
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2010-03-23
  • [学会発表] 津山高専における気象観測システムの構築2010

    • 著者名/発表者名
      山根啓司, 佐々井祐二
    • 学会等名
      日本機械学会中四国学生会第40回学生員卒業研究発表講演会講演前刷集(2010)p.329
    • 発表場所
      広島工業大学
    • 年月日
      2010-02-24
  • [学会発表] 冷却CCDを用いた天体の測光観測と分光観測2010

    • 著者名/発表者名
      向井功治, 佐々井祐二
    • 学会等名
      第15回 高専シンポジウム in いわき 講演要旨集(2010)pp.7-8
    • 発表場所
      いわき市文化センター
    • 年月日
      2010-01-23
  • [学会発表] 津山インターネット天文台の実現へ向けて-2009年8月の状況-2009

    • 著者名/発表者名
      佐々井祐二, 最上勲
    • 学会等名
      日本物理教育学会中国四国支部2009年度支部学術講演会 講演予稿集(2009)p.171
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2009-08-01
  • [学会発表] 軽いクォーク質量における有限密度格子QCDとランダム行列理論2009

    • 著者名/発表者名
      佐々井祐二, 中村純, 高石哲弥, Gernot Akemann
    • 学会等名
      日本物理学会中国支部・四国支部2009年度支部学術講演会 講演予稿集(2009)p.166
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2009-08-01

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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