研究概要 |
小学校,中学校の新学習指導要領理科の「生命」領域及び生活科の動植物の飼育・栽培を中心とした内容を検討し,生命尊重の態度を育成する学習プログラムの開発とその授業実践を進めた。また,平成17〜19年度科研費で実施した全国の高校生物担当教員及び中学校理科担当教員に対する実態調査の結果を,IEA-TIMSS2007, OECD-PISA2006等の結果も参考にしながら二次分析を行い,生命尊重の態度の育成のための生物教育の現状と課題を検討した。 研究成果の一部を以下のとおり発表した。 1.日本生物教育学会第86回全国大会(平成21年1月10.11日,福岡市,中村学園大学) (1)鳩貝太郎:生物教育における生命尊重の指導に関する教材構成の視点 (2)土屋敦,鳩貝太郎:中学校理科におけるドライラボを活用したラットの解剖 (3)岩崎正彦,鳩貝太郎:小学校第6学年「人の体のつくりと働き」におけるメダカの受精卵を使った拍動と血流の観察 (4)小川博久:生命尊重の視点を育てるウニの個別飼育の実践とその効果 2.日本理科教育学会第58回全国大会(平成20年9月14. 15日,福井大学) (1)小椋郁夫:小・中学校の関連を重視し「生命尊重」も心情を育成する生物学習指導事例集の作成 (2)小川博久,鳩貝太郎:バフンウニの個別飼育の実践とその効果
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