研究概要 |
本研究では、モータの画転原理が見え、かつ、環境にやさしいペットボトルに組み込む形で、界磁磁石と回転する電機子磁石を「手づくり磁石」で作成し、これをペットポトルに組み込む「ペットボトルモータ」を開発する。この全て手づくりの「ペットボトルモータ」エンジンカーを燃料電池などの電池で駆動させれば、電気自動車の仕組みを完全に学習できる燃料電池駆動モータエンジンカー教材が開発出来る.そして、小学校、中学校、工業高校,大学で実践し、地球環境の保護とクリーンエネルギーがリンクしていることを認識させ、将来、人類に寄与する環境にやさしい科学技術を開発する能力を持つ若人を育成することが本研究の目的である。 1.「手づくり磁石」の基礎研究 「手づくり磁石」は、まだ、未知の部分が多く、その作成時に焼結割れにより破壊するケースがある。この磁石をより一般的なものにするためには、焼結時の熱応力の発生機構が問題になる。そこで、この破壊現象に大きく影響を及ぼす熱応力について詳細に研究を行い研究結果を2011年に開催された熱応力国際会議で発表し,関連論文を熱応力学会誌に発表した. 2.磯石も手づくり「ペットボトルモータ」の開発と理科教育・技術教育での実践 「手づくり磁石」を応用した「ペットポトルモータ」教材は、任意の形状と大きさの電機子を有するペラトボトルモータが製作可能である事を明らかにし,この成果を日本産業技術教育学会で発表した。一方,直流モータの一種である「クリップモータ」の回転原理を詳細に研究した成果を,日本産業技術教育学会誌,静岡大学紀要に発表した.そして,究極の目的であるクリーンエネルギー駆動「ペットボトルエンジンカー」を開発しその成果を日本産業技術教育学会で発表した。.
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