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2009 年度 実績報告書

中・高校生の論理的思考力および科学の方法の実態調査と理科授業改善

研究課題

研究課題/領域番号 20500776
研究機関愛知教育大学

研究代表者

吉田 淳  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90115668)

キーワード論理的思考力 / 科学の方法 / 理科授業改善 / 理科的活動 / 教師の資質能力
研究概要

現代における中学生および高校生の「論理的思考力」および「科学の方法」に関する実態を明らかにし、これからの理科学習指導の方向を検討することを目的としている。1980年以降の我が国の教育改革において理科の時間数および内容削減により、中・高校生の科学的知識そのものが減少しただけではなく、科学的能力態度も著しく低下してきていると指摘されている。本年度は、(1)これまで実施した中学生調査の結果から論理的思考力、プロセススキルテストと理科的環境(理科的活動、理科授業の方法、自然についての感情、科学の方法)の相関関係を分析した。(2)改訂された学習指導要領における「論理的思考」「科学の方法」の取り扱いを検討した。(3)高校生を対象として、これまでの調査問題を再検討した。
(1)中学生を対象とする調査では、論理的思考力、プロセススキルテストの比較的高い相関関係が見られること。
(2)授業の方法と論理的思考力、プロセススキルには相関関係がみられるが、他の項目群には相関関係がほとんどないこと。
(3)高等学校生徒における論理的思考力、プロセススキル調査については、従来の調査問題を大幅に変更する必要がある。従来の問題とはその意図を変更しないで、また、現代的な課題に迫る内容を計画した。高等学校教員に変更後の調査問題の検討を依頼し、その改善を図っている。
なお、高等学校生徒を対象にする調査と理科授業の改善に対する提言は最終年度を予定している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 中学生の理科授業のとらえ方および理科的活動2009

    • 著者名/発表者名
      吉田淳
    • 雑誌名

      日本理科教育学会全国大会論文集 7

      ページ: 223

  • [雑誌論文] 生活と科学を結ぶ教育の意味2009

    • 著者名/発表者名
      吉田淳
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集 33

      ページ: 9-10

  • [学会発表] 中学生の論理的思考と理科授業のとらえ方などの相関関係-理科学習指導の重点化への示唆-2009

    • 著者名/発表者名
      吉田淳
    • 学会等名
      日本理科教育学会東海支部大会
    • 発表場所
      静岡大学
    • 年月日
      2009-11-29
  • [図書] 保育実践を支える 環境2010

    • 著者名/発表者名
      吉田淳
    • 総ページ数
      191
    • 出版者
      福村出版

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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