研究分担者 |
浅田 茂裕 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40272273)
谷口 義昭 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (50240859)
田口 浩継 熊本大学, 教育学部, 准教授 (50274676)
大谷 忠 茨城大学, 教育学部, 准教授 (80314615)
土井 康作 鳥取大学, 地域科学部, 教授 (20294308)
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研究概要 |
本研究の目的は,技術的素養の育成(以下,技術リテラシー)を重視した小・中・高等学校一貫の技術教育カリキュラムの実践支援の方略を検討することである。具体的には,各地域に,技術教育カリキュラムの実践に必要な教材・教具のデータベース,具体的な指導資料,実践報告集,人材フィールドバンク等,各種のリソースを配備すると共に,これらの拠点間並びに各拠点と学校現場との連携を図る情報ネットワークシステムを構築することを目指している。そのために本研究では,(1)技術リテラシーの育成を図る教育実践事例,教材・題材のデータベースシステムの構築準備,(2)技術リテラシーの育成を支援する地域拠点の形成に向けたニーズ把握,(3)技術リテラシーの育成を図る教育実践の展開と実践支援方略の検討という3つの下位課題を設定した。このうち,平成20年度は,主に,教材開発のための基礎研究,並びに地域でのものづくり学習活動の実践とその方策の検討,小学生を対象としたものづくり学習のための教材集の作成,ネットワークを活用したデータベースの構築準備に取り組んだ。本年度に収集した教材資料は,13種類の基礎的な道具・工具の使用マニュアル,材料加工やエネルギー変換を利用した製作品などの題材事例計99件であった。次年度は,これらの教材資料の分析を進め,実践支援に資する教材情報として必要な要件の検討,題材例に即した指導資料の作成等に取り組む予定である。
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