天文アウトリーチ実践研究の新しい場所としての保育園・幼稚園

2010 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 20500778
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 科学教育
• 研究機関: 和歌山大学
• 研究代表者: 富田 晃彦 和歌山大学, 教育学部, 教授 (20294291)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2011
• キーワード: 天文教育 / 科学教育 / 幼児教育 / 保育園

研究概要

保育園・幼稚園で、宇宙の分野を中心に科学の普及活動を行う。研究目的は以下である。
(1)普及活動において園児、保育者、保護者の三者と接点を持ちうる場所として、保育園・幼稚園を位置付けている。
(2)普及活動において、子どもの文化の世界とつながる素材、都市部でも実践できる素材、国際協力の視点も取り入れられる素材として、宇宙や空の分野を位置付けている。
研究の具体的活動内容は以下である。
(1)ひかり保育園での実践
(2)他の天文アウトリーチの実践
(3)意識調査・レビュー
(4)研究発表

研究成果

• [雑誌論文] 上から降ってくるサイエンスカフェから蜘蛛の巣構造の中のサイエンスカフェへ (2011)
  • 著者名/発表者名: 富田晃彦、尾久土正己
  • 雑誌名: 天文教育 Vol.23, No.1 ページ: 65-68
• [雑誌論文] ひかり保育園とKaumana Keikilandのビデオメッセージ交換 (2010)
  • 著者名/発表者名: 富田晃彦、岡田桂子、井本トシミ、臼田-佐藤功美子
  • 雑誌名: 和歌山大学国際教育研究センター年報 No.6 ページ: 35-38
• [雑誌論文] たちばな養護学校での天文の出前授業の試み (2008)
  • 著者名/発表者名: 富田晃彦
  • 雑誌名: 和歌山大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 No.18 ページ: 107-112
• [学会発表] 和歌山・大阪での新しい実践-釜ヶ崎、商店街、保育園、ホスピス (2011)
  • 著者名/発表者名: 富田晃彦、尾久土正己、中串孝志、佐藤奈穂子、横山正樹
  • 学会等名: 日本天文学会2011年春季年会(予稿集p.279)
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2011-03-16
• [学会発表] 特別支援学校での宇宙のお話 (2010)
  • 著者名/発表者名: 富田晃彦
  • 学会等名: ユニバーサルデザイン天文教育研究会
  • 発表場所: 国立天文台(東京都三鷹市)
  • 年月日: 2010-06-07
• [学会発表] 保育園でのプラネタリウムの記憶 (2010)
  • 著者名/発表者名: 富田晃彦
  • 学会等名: 天文教育普及研究会2009年度近畿支部集会
  • 発表場所: 和歌山大学(和歌山市)
  • 年月日: 2010-01-23
• [学会発表] Astronomy Education at Nursery Schools (2009)
  • 著者名/発表者名: Akihiko Tomita
  • 学会等名: 2009 International Conference of East-Asian Science Education
  • 発表場所: Howard International Hotel(台湾、台北市)
  • 年月日: 2009-10-22
• [学会発表] 保育園での天文アウトリーチ活動の試行 (2008)
  • 著者名/発表者名: 富田晃彦、井本トシミ、岡田桂子、嶋田由美
  • 学会等名: 日本保育学会第61回大会
  • 発表場所: 名古屋市立大学(名古屋市)
  • 年月日: 2008-05-18
• [備考] 保育園での「うちゅうのおはなし」ホームページ
  • URL: http://www.wakayama-u.ac.jp/~atomita/kinder/
• [備考] 保育園での天文アウトリーチ活動の経験から、一般の天文教育普及(例:星空案内人養成講座)や著書執筆(例:「天文マニア養成講座」、恒星社厚生閣)の活動で、厚みがでてきている。