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2008 年度 実績報告書

高等学校理科総合Aにおけるエネルギー環境教育教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20500788
研究機関東京理科大学

研究代表者

川村 康文  東京理科大学, 理学部, 教授 (90362087)

キーワード科学教育 / エネルギー環境教育 / 実験教材
研究概要

本研究は,高等学校の理科総合Aの授業で活用できる実験教材の研究開発である。なかでも,まだ教材が十分豊富でないエネルギー・環境教育の分野の教材開発研究である。
本研究には,大きく2つの要素がある。ひとつは,実験機本体といったハードの開発,もうひとつは,そのハードを授業でいかに使うかといったソフトの開発である。
本年度は,ハードの開発に力を入れた。
その結果,地球温暖化デモンストレーション実験機とサボニウス型風車週力発電機が完成した。
地球温暖化デモンストレーション実験機には,小型カメラを搭載し,無線で情報を飛ばし,テレビに大きく表示できるようにした。このことにより,いままでは実験機を扱う人にしか温度を読みとることができなかったが,授業等で使う場合,全員が温度の変化を実際に目で見ることができるようになった。授業実践しやすくなったといえる。
サボニウス型風車風力発電機は,大型のものを組み立てた。このことにより,家電製品を稼働させることができるようになった。電力が必要な家電製品を動かすことで,より生活に密着でき,授業で使いやすくなった。
自転車発電機と手回し発電機も完成はしているが,大型のテレビをつけたり(自転車発電),小型テレビをつける(手回し発電)ところまでには至っていない。
しかし,手回し発電機は,高等学校理科総合Aの授業においても,また,子ども向けの科学実験教室においても実践し,高い教育効果が認められることを確認した。
色素増感太陽電池は,搭載して模型自動車を動かす教材にまでは開発できていないので,次年度の研究課題としたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] “ぷち発明"をいかした教材としての色素増感太陽電池2008

    • 著者名/発表者名
      小田 善治
    • 雑誌名

      エネルギー環境教育研究 第3巻

      ページ: 71-77

    • 査読あり
  • [雑誌論文] “ぷち発明"をいかした教材としてのサボニウス型風車風力発電実験機2008

    • 著者名/発表者名
      川村 康文
    • 雑誌名

      エネルギー環境教育研究 第3巻

      ページ: 79-83

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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