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2010 年度 実績報告書

高等学校理科総合Aにおけるエネルギー環境教育教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20500788
研究機関東京理科大学

研究代表者

川村 康文  東京理科大学, 東京理科大学理学部, 教授 (90362087)

キーワード科学教育 / エネルギー環境教育 / 実験教材
研究概要

本研究は,高等学校の理科総合Aの授業で活用できる実験教材の研究開発である。なかでも,まだ教材が十分豊富でないエネルギー・環境教育の分野の教材開発研究である。
本研究には,大きく2つの要素がある。ひとつは,実験機本体といったハードの開発,もうひとつは,そのハードを授業でいかに使うかといったソフトの開発である。
平成20年度は,ハードの開発に力を入れ、地球温暖化デモンストレーション実験機とサボニウス型風車風力発電機を完成させた。
平成21年度は、20年度に完成させた実験機を大学の授業に取り入れ、だれにでも扱いやすく、エネルギーや環境について学べる教材なのかを検証した。また、科学実験教室等で使用を繰り返し行い,高等学校理科総合Aの授業で実際に活用できるかどうかを確認した。また、色素増感太陽電池については,色素増感太陽電池を搭載して模型自動車を動かす教材にまで開発でき、SPPで授業実践を行った。
本年度は、色素増感太陽電池の教材開発に力を入れ,太陽光のもとで自走する色素増感太陽電池搭載型模型自動車の教材を完成させた。また,より現場の先生方が扱いやすい教材になるよう,実際の授業に組み込んでもらえるよう,身近な素材を使った教材を完成させた。同時に,サボニウス型風車風力発電機による実験教材の開発を進め,出前授業やSSHで,授業実践を行った。また,身近な素材により,発電の仕組みがよくわかる教材を開発し,実験教室や教員研修の場で実践し,教育効果が大きいことが確認できた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] 色素増感太陽電池搭載型新型模型自動車の開発と実践2010

    • 著者名/発表者名
      川村康文
    • 雑誌名

      物理教育

      巻: 第58巻第2号 ページ: 84-88

    • 査読あり
  • [雑誌論文] "ぷち発明"をいかした教材としての3段サボニウス型風車風力発電実験機2010

    • 著者名/発表者名
      川村康文
    • 雑誌名

      エネルギー環境教育研究

      巻: 第5巻第1号 ページ: 101-106

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 理学部物理系大学生にみる小・中・高等学校での理科学習の実態と問題点2010

    • 著者名/発表者名
      川村康文
    • 雑誌名

      理科教育学研究

      巻: 第51巻第1号 ページ: 129-135

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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