顕微鏡実習の開始後であったが、本年度より本学に多目的バーチャルスライドシステム(オリンパスVS-100)が導入されたことに合わせ以下のことを行った(1〜4)。これまで実習に用いていた組織標本をバーチャルスライド化し、実習室のみならず講義室においてもそれらの提示が出来るようにパーソナルコンピュータなどを整えると共に、バーチャルスライドファイルの容量が大きいため、バックアップ用にはハードディスクあるいはブルーレイディスクの使用を検討した。今年度の授業すべてにおいてバーチャルスライドを用いることは出来なかったが、携帯電話あるいはパーソナルコンピューターによるアンケートでバーチャルスライドを今後より一層活用することが求められた。 1.デジタル画像の収集とデータベース化:実習に供している標本の約3分の1(約50枚)のバーチャルスライド(オリンパスVS-100)を作成した。 2.1枚の標本から取り込んだ画像全体の容量は1GB近くになる。これらは大容量の保存用ハードディスク(1TB)、ポータブルハードディスク(250MBから300MB)あるいはブルーレイディスクに保存し、参考資料とした。 3.作成されたバーチャルスライドから画像配布に適した場面を切り取って画像ファイルとし画像解説用の画像集の作成をおこなった。 4.実習を含めた毎授業においてパーソナルコンピューターあるいは携帯電話を用いた授業評価を行い、授業の理解度や授業に対する意見を集約し授業の改善を行った。また、授業終了後バーチャルスライドに関するアンケートを実施した。
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