本格的天体観測画像を利用した自然認識力強化のための体験型科学教育プログラムの開発

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20500797
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 科学教育
• 研究機関: 独立行政法人国立科学博物館
• 研究代表者: 洞口 俊博 独立行政法人国立科学博物館, 理工学研究部, 研究主幹 (00238768)
• 連携研究者: 縣 秀彦 国立天文台, 天文情報センター, 准教授 (30321582) ; 大西 浩次 長野工業高等専門学校, 一般科, 教授 (20290744) ; 矢治 健太郎 立教大学, 理学部, 特任准教授 (10399305)
• 研究協力者: 荒川 忠彦 滋賀県立膳所高等学校, 教諭 ; 金光 理 福岡教育大学, 教育学部, 教授 ; 五島 正光 巣鴨中学校・高等学校, 教諭 ; 田辺 康夫 東京大学教育学部附属中等教育学校, 教諭 ; 艶島 敬昭 熊本県民天文台, 台長 ; 時政 典孝 兵庫県立西はりま天文台, 主任研究員 ; 畠 浩二 岡山商科大学附属高等学校, 教諭 ; 原 正 埼玉県立豊岡高等学校, 教諭 ; 古荘 玲子 国立天文台, 天文データセンター, 研究員 ; 山村 秀人 滋賀県立長浜北星高校, 教諭
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 科学教育 / 天文

研究概要

本科研費によって、太陽系に関連したプログラム(太陽の活動、地球の公転など)と、星・銀河・宇宙に関連したプログラム(変光星と銀河の距離、膨張する宇宙)、それぞれ複数本を制作することができた。開発したプログラムは研究協力者の学校で実践授業を行い、生徒が記入したワークシートや事前事後に行ったアンケートの分析から教育効果の評価を行った。実践授業のほかに、学校の教員や博物館・科学館、公開天文台職員等を対象としたワークショップも毎年開催した。

研究成果

• [雑誌論文] PAOFITSワーキンググループ、研究用銀河スペクトル画像を用いたハッブル則の高校向け教材の開発と試行 (2009)
  • 著者名/発表者名: 原正、畠浩二、五島正光、洞口俊博、金光理、古荘玲子、矢治健太郎
  • 雑誌名: 地学教育 62巻 ページ: 151-165
  • 査読あり
• [雑誌論文] Ia型超新星を使った銀河の距離測定の指導 (2008)
  • 著者名/発表者名: 原正、五島正光、洞口俊博、縣秀彦、矢治健太郎、古荘玲子、金光理
  • 雑誌名: 地学教育 61巻 ページ: 113-122
  • 査読あり
• [雑誌論文] Activities of PAOFITS Working Group (2008)
  • 著者名/発表者名: Furusho R., T.Horaguchi, M.Goshima, T.Hara, paofits WG
  • 雑誌名: Proceedings of Global Hands-On Universe 2007 ページ: 109-114
• [雑誌論文] The Hubble Tuning Fork --- Classification of Subaru Telescope (2008)
  • 著者名/発表者名: Hata, K., O.Kanamitsu, paofits WG (rep.: T.Horaguchi)
  • 雑誌名: Proceedings of Global Hands-On Universe 2007 ページ: 219-221
• [学会発表] 太陽黒点の温度を推定する教材の開発と検討 -Fits 画像をもとにして- (2009)
  • 著者名/発表者名: 荒川忠彦、山村秀人、洞口俊博、矢治健太郎、Paofits WG
  • 学会等名: 日本地学教育学会全国大会
  • 発表場所: 三重大学
  • 年月日: 2009-08-23
• [学会発表] FITSデータを用いた高校の天文教材の開発、実践とその評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 原正、金光理、五島正光、洞口俊博、Paofits WG
  • 学会等名: 日本天文学会2009年春季年会
  • 発表場所: 大阪府立大学
  • 年月日: 2009-03-24
• [学会発表] 太陽FITS画像による実習教材の開発と実践 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山村秀人、荒川忠彦、矢治健太郎、Paofits WG(代表:洞口俊博)
  • 学会等名: 日本天文学会2009年春季年会
  • 発表場所: 大阪府立大学
  • 年月日: 2009-03-24
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://paofits.nao.ac.jp/