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2008 年度 実績報告書

危険因子分析法(HAZOP)に基づいた医療安全演習ソフトウェアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20500799
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大川 淳  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (30251507)

研究分担者 田中 裕二郎  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70236644)
山脇 正永  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (30302855)
桃原 祥人  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (50456208)
キーワード医療安全教育 / HAZOP / 支援ソフトウェア
研究概要

1. 医療行為の調査による、Work Breakdown Structure(作業工程分析)作成のためのデータベース作成
1)医療行為の網羅的収集および医療行為のモジュール化
外来、入院診療すべての医療行為に関して、その関連従事者を含めて作業工程を収集する目的で、看護師の作業を、その動作を示す「動詞」と、作業対象の「目的語」の組み合わせにより整理した。その結果、300項目の行為が看護師の日常業務に関しておおむね存在することが判明した。今後、医師についても同様の作業を行うが、対象となる臓器により、項目数が無限に拡大する可能性があり、モデル診療科を選定して取り組む予定である。
2. HAZOP支援ソフトウェアの作成
HAZOPでは、作業工程を細分化し、工程ごとに決められたガイドワード(無し、増加、減少、逆転など)に従って、危険因子をグループ討議により分析する作業を通じて、システム内の潜在的陥穽を網羅的に把握できる。しかし、その分析工程自体が煩雑で膨大な時間を要するため、本研究では短時間での演習実施を可能とする支援ソフトウェア開発を目的とした。本年度は、マイクロソフト・エクセル上のマクロにより構成されるHAZOP支援ソフトウェアを、SEに依頼してソフトウェアを作成した。
その基本機能は、作業工程分析を行うためのシートやHAZOP実際の際に必要となるデビエーションマトリックスシートの自動生成機能(与えた作業内容から、項目を自動的に設定する)と、ガイドワードを入れることでインターネットからその項目に関連する医療事故を自動検索するシステムから構成した。今後、医療行為データベースとのリンクや実際上の演習利用により、改善を図る予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 医学部における医療安全教育-ビデオを用いたプロセス危険分析演習の導入2008

    • 著者名/発表者名
      大川淳
    • 学会等名
      医療の質安全学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-11-23
  • [学会発表] 国立大学病院におけるタイムアウトの導入2008

    • 著者名/発表者名
      大川淳
    • 学会等名
      医療の質安全学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-11-23
  • [学会発表] 卒前の医療安全教育におけるプロセス危険分析演習の導入2008

    • 著者名/発表者名
      大川淳, 田中雄二郎, 山脇正永, 桃原祥人
    • 学会等名
      日本医学教育学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-07-26

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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