研究課題
本研究では、初年度において、人材バンクを活用した各種授業形態の計画・検討する準備として、関連学協会や大学・高専の技術者教育の動向調査を積極的に行った。その結果、本研究で目指す学外教育力の活用によって、15歳からの早期技術者育成のための導入教育において、(1) 社会人(人材バンクに登録された学外の経営者、技術者、卒業生など)に自分の努力の成果が「認められる(評価される)」体験(2) 学習した内容が実際の現場でどのように役立つかを現場の技術者から直接教わる場(3) 現場の技術者からものづくりの極意、体験談、人生観について直接対談する場を与えることが、学生のものづくりに対するモチベーション向上に繋がるものと判断した。そこで、本研究では、まず初年度に、本研究目標実現に向けて、学内に人材バンクを立ち上げた。本校周辺の広域多摩地区には、特色ある技術を持つ試作・開発型中小企業が多く、また、卒業生も地元で活躍しているケースが多いため、幅広い分野の企業経営者、社会人技術者に協力を得やすい立地条件にある。本研究では、近隣の有力企業、並びに地元の卒業生を中心に協力者を募った。次年度以降、目標達成を目指し、現場技術者を招いて、ものづくり体験や性能コンテストなどの発表会等を試験的に実施していく予定である。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)
東京工業高等専門学校研究報告書 第40(2)号
ページ: 63-66
平成20年度工学・工業教育研究講演会講演論文集
ページ: 516-517
ページ: 518-519