研究概要 |
(1)モデル授業計画の作成 事物説明課題(複数の国旗の差異を説明する),調査引用課題(特定の対象について,Wbbで調査・引用し,作文としてまとめる)の二つの作文課題を作成した。さらに,各課題ごとに作文規則を考案・実装し,システムに組み込んだ。 (2)モデル授業による実験と評価 作成したモデル授業を名古屋学院大で実際に実施し,システムの評価を行った(計6クラス[約180人]・計7コマ)。実施する際は,個々の課題ごとに,Webサイトを構築した。実施した内容,評価結果は,学会で発表した。 (3)作文支援システムの改良 前年までの結果を踏まえ,教師の効率的な作文分析(例:添削内容の自動集計),学習者同士の効率的な相互添削(例:添削相手の自動割り振り)など,作文支援システム自体の改良を行った。 (4)マニュアルの作成 上記のモデル授業の実施に先立ち,作文支援システムの利用者マニュアル,授業での運用のためのマニュアルを整備した。また,学生用のチュートリアルサイトも構築した。 (5)成果の公表 国際シンポジウム発表1回,国内口頭発表5回を行った。研究会を1回(静岡英和大)開催した。発表した論文・構築した作文支援システム・マニュアルは,Webサイトで公開した。
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