研究概要 |
アジア・太平洋諸国の中等・高等教育の現場に「持続可能性学」の考えを導入し,若い世代の人々にその考え方を広めるための方法を研究する。とりわけ,気候変動に伴う自然災害リスクに対処するアジア太平洋諸国のための「持続可能性学」を創成し,それを普及させる方法について研究する.中等・高等教育の既存のカリキュラムに新しい学問を挿入する方法として,e-ラーニングに注目する.アジア太平洋諸国において,「サステナビリティ学:持続可能性学」の重要性について理解し,それを教育に組み込むためには,それを可能にするシステムの開発が必要である。当該研究は,データ・教材の共有と相互扶助的教育運営を可能にする協調的サーバ群システム(KISSEL : Knowledge Integration Servers System for E-Learning)の構築によって,その目的を達成しようとするものである。具体的なケーススタディを通して,このシステムが有効であり,成果があることを実証する。
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