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2009 年度 実績報告書

コヒーレント光を用いた可搬型教育用模擬CT装置システムの開発と学生実験への導入

研究課題

研究課題/領域番号 20500838
研究機関首都大学東京

研究代表者

小倉 泉  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (50204160)

研究分担者 安部 真治  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (80192996)
乳井 嘉之  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 助教 (20279780)
キーワード教育機器 / 模擬CT装置 / 模擬CT画像 / 教育支援システム
研究概要

現在、臨床現場では生体内部の可視化診断装置として、診断用X線撮影装置とともにX線CT装置が広く用いられている。そのため、教育現場では、X線CT装置について電気的システムならびに画像処理システムは現在見られない。
そにで本研究では、光学系に圧は最素子を用いた光位相変調方式を採用し、小型かつ低廉な光ヘテロダイン干渉法を用いた可搬型模擬CT装置システムを新たに実現する。本システムの外寸は70×60cm程度とし、直接検出型CT装置システムに比べて直進光成分の選別・検出能を向上させることを目的としている。
本年度は、主に画像再構成用のソフトウェアの開発とファンビームCTの基礎的検討を行った。画像再構成用のソフトウェアは、教育施設での学生が実習することを考慮し、グラフィカルなインターフェイスであるLab Viewを用いて構築した。検出器から取得した透過光データをもとに、2次元および3次元表示を同時に行えるようにした。また、本システムは3次元表示の各断面をスキヤニングでき、視点も変更できるなど、実験者のユーザーインターフェイス機能も有している。さらに、数値ファントムによるラドン変換表示と再構成画像を比較表示することができ、理論値と実験値の比較が容易に行えるため、高い学習効果を期待できる。レーザー光源にラインレーザーを用いたファンビームCTの基礎的検討では、32素子のフォトダイオードを用いることで透過光の同時収集が可能となり、スキャン時間の短時間化が実現した。今後、このシステムの適用について検討する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] コヒーレント光を用いた教育用模擬CT装置システムの構築2010

    • 著者名/発表者名
      小倉泉
    • 学会等名
      電気学会全国大会
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      2010-03-18
  • [学会発表] コヒーレント光を用いた教育用模擬CT装置システムの検討2009

    • 著者名/発表者名
      小倉泉
    • 学会等名
      電気学会基礎・材料・共通部門大会
    • 発表場所
      静岡大学工学部
    • 年月日
      2009-09-10

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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