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2009 年度 実績報告書

血液の流れ検出を中心とした身体計測によるコンピュータ教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20500850
研究機関岐阜聖徳学園大学

研究代表者

伊藤 敏  岐阜聖徳学園大学, 経済情報学部, 教授 (80130946)

研究分担者 井上 祥史  岩手大学, 教育学部, 教授 (00211061)
キーワード教材情報システム / 血液の流れ / 五感 / 刺激 / グラフ解析
研究概要

学習者の体の血液の流れ視覚化するために、指先の血液量の増減を赤外線により観測し、得られたデータを処理する過程を通じて情報処理の基本を学ぶ教材システムの開発を行い、その教材システムを実践で検証することを目的とする。
昨年度までに基本システムの開発を行い、学習者の指先から拍動を検出し、表示する装置を作成した。それを用いて、小学校の「動物のからだ」単元における実践を行った。児童は指先での血液の流れの存在を実感し、やや抽象的な表示法である波形表示でも拍動を実感することが可能である結果を得た。本システムは、この実践による検証により、拍動を視覚化するのに有効な方法の一つであることを示した。
該当年度の研究実施計画に沿い拡張システムの開発と教材システムの作成を行った。心臓の動きをCGで作成し、ミックスドリアリティと組み合わせて、拍動と連動するシステムを作成した。さらに、測定器の普及を見ざして、手作りで行っていた電子回路基板を基にプリント基板を作成した。これにより測定装置の量産が可能になった。
装置とExcelの組合せを用いて拍動を測定し、波型グラフとして記録するシステムを作成した。測定結果のグラフを紙に印刷し、学習者自身の心拍数を求める教材を作成した。高校生対象に実践授業を行い、身体状態を表す数値データを基にしたグラフを処理・解析することで心拍数が得られることを示した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 血脈流に同期した心臓の鼓動表示2009

    • 著者名/発表者名
      高城大, 菊池拓己, 井上祥史, 伊藤敏
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会東北支部研究論文集 2008 No.3

      ページ: 11-14

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ImageJによる水平面内運動の解析2009

    • 著者名/発表者名
      菊池拓己, 高城大, 井上祥史, 伊藤敏
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会東北支部研究論文集 2008 No.3

      ページ: 15-18

    • 査読あり
  • [雑誌論文]

    • 査読あり
  • [学会発表] Information of Cardiovascular Through Fingers2009

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Itou, Shoshi Inoue
    • 学会等名
      IFOST2009
    • 発表場所
      Vietnam, Ho Chi Minh
    • 年月日
      2009-10-22

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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