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2008 年度 実績報告書

遠隔高等教育・e-ラーニングに関する実効力のある質保証モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20500866
研究機関独立行政法人大学評価・学位授与機構

研究代表者

齊藤 貴浩  独立行政法人大学評価・学位授与機構, 評価研究部, 准教授 (50302972)

キーワード教育工学 / e-ラーニング / 遠隔教育 / 質保証 / 高等教育 / APQN / 評価基準 / 大学評価
研究概要

本年は、遠隔教育・e-ラーニング(D/eL)の質保証を取り巻く要因について、内外の文献調査を中心に、既存の法制度、教育サービスの現状、教職員や学生の特性等について調査・検討を進めた。
特に、アジア太平洋地域における取り組みの一環として、アジア太平洋質保証ネットワーク(Asia Pacific Quality Network:APQN)のプロジェクト報告書を上奏し、その報告書「遠隔教育とe-ラーニングの質保証(修正版)」をAPQNのweb上で世界中に公開した(本実績報告書13(備考)参照)。その中で結論として報告したのは以下の内容である。
・D/eLの質保証に関しては世界中に様々な基準や枠組みが存在し、それらにさほど大きな違いが無いこと。
・しかしながら、アジア太平洋地域の質保証機関が実施している(する計画である)質保証は、伝統的な対面授業の延長線上にあるD/eLの質保証であり、質保証制度の実効性を考えた場合には既存の対面授業の基準を活用する必要があること。
・さらに、各機関の対面授業の質保証の基準が各国の環境下でそれぞれ異なることを考えれば、D/eLにのみ適用する付加的基準とするのが合理的であること。
・昨今のブレンディッド・ラーニングの進展などから、対面授業とD/eLとを個別に考える必然性はないと考えられ、上記の付加的基準という判断を支持すること。
そして、最後に、D/eLの実施に際して、質保証機関が考慮すべき付加的基準を試案として提示した。現在、この付加的基準が各質保証機関で参考にされている。
また、先行する科学研究費補助金の成果としてメタ分析に関する論文を公表し、その研究成果の一部を本研究の成果(付加的基準)に反映させた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 高等教育におけるe-Learning の効果に関するメタ分析2009

    • 著者名/発表者名
      齊藤貴浩, 金性希
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 32(4)

      ページ: 339-350

  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      Takahiro SAITO
    • 雑誌名

      Quality Assurance of Distance Education/e-Learning (Revised)(Asia Pacific Quality Network (website) http://www.apqn.org/)

      ページ: 1-24, 72-74

  • [備考]

    • URL

      http://www.apqn.org/files/virtual_library/project_reports/pg3_report_february_2009.pdf

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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