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2008 年度 実績報告書

古文書および古典籍の修復と装幀形態に関する用語の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500885
研究機関独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所

研究代表者

加藤 雅人  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存修復科学センター, 研究員 (10415622)

研究分担者 川野邊 渉  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存修復科学センター, 副センター長 (00169749)
高橋 裕次  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸企画部博物館情報課, 課長 (00356271)
キーワード文化財修理 / 書誌学 / 古文書学 / データベース / xml
研究概要

本研究では、古文書と古典籍の文化財としての一部を成す装幀と修理技術に関して、用語・名称に着目して研究を行うものである。紙文化財の修理技術には様々な系統がある。それぞれの系統の修復技術には特色があることから、その工程・手法や道具、材料そのものが異なることはもちろん、同じ作業や材料、道具についても用語・名称が異なっていることがある。そこで、工程全体の流れ、手法・作業の内容と名称、道具と材料の使用法や名称を調査して分類することにより、紙文化財および装こう(表具、表装、装幀、装丁)技術という無形文化財に対する共通理解を深めることを目的とする。本研究成果は、文化財修理において、用語・名称の認識の差異に起因する事故を予防することにもつながる。また、英語訳および英語の注釈を作成することにより、日本の伝統技術を国際的に発信することが可能となる。
本年度は、まず、宮内庁書陵部、国宝修理装横師連盟所属工房(松鶴堂など)で取材を行い、調査票に掲載すべき要素を検討した。用語、読み、種別、説明を最終的な報告書の要素とし、必要であれば写真、イラスト、動画などを添付することとした。研究としては、最終的な各用語の調査検討履歴も重要であるため、毎回の検討・調査のたびに調査シートが追加される形とした。以上の内容を踏まえた上で、xml形式で記録を行う電子調査票を作成した。最終的な公開形態を考慮して、pdfファイルおよびWebで公開するためのhtml形式への変換を行い、その親和性を確認した。この調査票を使用して項目の入力・検討を開始した。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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