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2009 年度 実績報告書

日本全国における市区町村別乗用車保有率のローカル回帰モデル推定

研究課題

研究課題/領域番号 20500890
研究機関宇都宮大学

研究代表者

奥井 正俊  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (50144548)

キーワード地理学 / クルマ社会 / モデル化 / 地理的加重回帰GWR / 乗用車保有 / 市区町村 / 地域差 / 縦断的
研究概要

平成20年度の成果をふまえつつ、データファイルの作成と電子化、モデル推定の統計計算および出力の電子地図化を実施し、以下のとおり、当初予定の成果をおさめた。
1. 《データファイルの作成と電子化》本研究では回帰モデルの推定を時間的に積み上げることを必要としているが、まず、1970年から2005年までの縦断期間における時系列断面(1970、1975、1980、1985、1990、1995、2000、2005年)の各年において、回帰モデルにとり込むすべての説明変数の数値データの収集と加工集計、および準パネルデータファイルの電子化作業を完了した。次に、基準変数である全国市区町村別乗用車保有率(台数/1000人)の年次別地理的分布を、フリーソフトウェアMANDARAにより電子地図として表現し、その地域差のパターンの考察を試みた。
2. 《モデル推定の統計計算》電子化されたデータファイルを用いて、GWRモデル推定のための統計計算を行った。フリーソフトウェアR言語により、上記の各年次におけるローカル回帰モデル推定を時間的に積み上げるとともに、その出来を辞価するため、これと並行してフリーソフトウェア空間統計パッケージGeoDaによるグローバル回帰モデル推定を時間的に積み上げた。その結果、モデルの適合度を比較するかぎり、すべての時間断面においてローカル回帰はグローバル回帰よりもはるかに大きな適合度を示していた。こういうモデルの説明力の差は今後検討しなければならないが、注目に値する結果と考えられる。
3. 《モデル推定の出力の電子地図化》GWRモデル推定の出力であるローカル統計量(ローカル回帰係数、回帰残差など)の年次別電子地図を作成し、それらの読みとりを試みた。これにより、次年度に予定する研究の準備が整ったことになる。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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