研究課題
特別研究促進費
平成20年度は、[^<18>F]fluorodeoxy glucose (FDG)を用いたpositron emission tomography (PET)にて脳機能を検討する対象者の選定を行うため、約1289名の高齢者から40名の研究対象候補者を抽出した。対象者の組み込み基準は、東京都板橋区在住の高齢者のうち、東京都老人総合研究所で実施した包括的健康調査に参加した者とした(1289名)。対象者の1次スクリーニング検査として、基本属性、疾病の既往、日常生活機能状態、外出状況、歩行速度の調査を実施して、対象者を274名まで絞り込んだ。対象者の除外基準は、男性、75歳未満、脳血管疾患、心疾患、人工骨頭置換術、変形性膝関節症(治療中)、基本的日常生活活動に障害がある、町外へ週4回以上外出している、歩行速度が<0.1m/sまたは>2.5m/sの者、MMSEが28点未満、6種類以上の薬を服用している者、左利きの者とした。次年度はMRI検査を実施して、無症候性脳梗塞、高度な脳萎縮のない24名を最終的な研究対象者として決定し、ランダム化比較試験を実施する。現時点における対象候補者の属性は、平均年齢77.7歳(75-82歳)、すべて女性、町外への外出状況は平均毎週1.6±0.5回、平均歩行速度は1.8±0.2m/s、MMSEは平均29.2±0.8点、服薬の種類は平均1.7±1.6(0-5)種類であった。
基盤C
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Br J Sports Med 42
ページ: 622-629
Scand J Med Sci Sports (印刷中)
Arch Gerontol Geriatr (印刷中)