研究課題/領域番号 |
20510004
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
原 宏 東京農工大学, 農学部, 教授 (60106226)
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研究分担者 |
木村 園子ドロテア 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (60397015)
野口 泉 東京農工大学, 北海道環境科学研究センター, 主任研究員 (10442617)
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キーワード | 乾性沈着 / ガス / 森林 / 酸性物質 / 酸性雨 / オゾン |
研究概要 |
タワーでの観測 樹冠高度14m程度の森林において、高さ15mの既設、および高さ30mの新設、それぞれのタワーでオゾン濃度の高度分布の観測をパッシブサンプラー法により行った。15mのタワーでの観測によると最高地点で濃度は最大であり、地表に近づくにつれて減少し、地表付近は濃度がゼロになった。この15mタワーを撤去し、同じ地点に新設した30mタワーを利用し5cmから29.5mまでの22高度でさらに詳細な高度分布を観測した。濃度と高度については同様の関係が得られた。さらに高度の対数と濃度との関係を見たら3本の直線関係が認められた。最初の直線はタワー頂上部分から樹木の葉が茂っている高度までにわたり、最後の直線は地上数mから地表まで、そしてそれらの中間高度でもう一本の直線が認められた。これらから樹木の葉と地表の下草あるいは地表面そのものに乾性沈着していると判断された。 さらに気象パラメーターを精密に測定し、乾性沈着にかかわる高度分布を定量化する予定である。 樹木の葉面積指数(LAI)と乾性沈着 乾性沈着評価に重要な(LAI)をプロット内複数ポイントで実測し、時間的・空間的変動を把握した。
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