研究課題
基盤研究(C)
金皮膜を蒸着した石英ろ紙を吸着剤とした大気中水銀濃度測定用パッシブサンプラーを開発した。このサンプラーを用いてインドネシアの金精錬所周辺の水銀濃度を測定した結果,WHOのガイドライン1,000ng/m^3を超える地点が多数あることがわかった。中央スラウェシ州では最大47,000ng/m^3に達していた。また,富士山や立山における高度別観測では,標高の高い地点の方が高濃度の水銀が検出されることが多く,長距離輸送が示唆された。
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土木学会環境工学研究論文集 Vol.46
ページ: 355-359
環境科学会誌 印刷中