研究概要 |
本年度は予定していた以下の3点についての一定の成果を得た 1.実際に調査・評価対象とするため池群の選定 美浜町内のため池はそのほとんどが美浜町所有であることが判明しているので、その大半(公式には450程度存在するが、航空地図上で確認できるある程度の大きさ以上の者は100以下と思われる)について、現地確認を行った。その結果、受益農地が長期間放棄されたため池が一定数あり、これらについても調査の必要有りと判断した。結局、ため池全体の特徴を表す代表的なため池を7つ程度選定した。 2.ため池経済評価に適した属性群の選定 経済価値に関わる属性でありながら、目視や既存データからは確認できず測定コストが現実的である属性を選定する必要がある。試行錯誤の結果、現地での調査項目は、魚類、水質(DO,pH,COD,TP,TN,透視度)が望ましいと判断された。 3.属性値の計測 上記の代表的ため池のいくつか(特に冬枯れのうちしか到達が困難な奥地の池)について、魚類および水質の調査を行い、データを得た。
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