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2009 年度 実績報告書

企業の環境コミュニケーション活動が社会と組織にもたらす環境的・経済的価値の分析

研究課題

研究課題/領域番号 20510042
研究機関京都産業大学

研究代表者

在間 敬子  京都産業大学, 経営学部, 准教授 (70349182)

キーワード環境経営 / 環境コミュニケーション / 環境配慮 / エージェントベースモデリング / 組織学習 / 制度デザイン / ABM / イノベーション普及学
研究概要

企業が行う環境コミュニケーション活動の役割として、内部の組織能力の向上や、市場での企業価値の向上が期待されている。本研究の目的は、このような企業の環境コミュニケーション活動の「期待される役割」について、企業調査から現状を検証し、それを踏まえてエージェントベースシミュレーションから有効な環境コミュニケーションデザインを提示することである。前年度は、環境コミュニケーションや環境問題に関するABM研究のサーベイ、および、企業や自治体などへのインタビューを行った。
今年度は、前年度の研究成果を踏まえて、文献収集追加、及び、1. ユニークな環境コミュニケーション活動を行う企業や組織、2. 中小企業、および、中小企業の環境経営を支援するための環境コミュニケーション活動を行う企業や組織へのインタビューを実施した。1の対象は、島津製作所、宝酒造、ファンケル、パナソニック、富士フイルム、日本精工、シャープ、日本興亜損保、日本電気、積水ハウス、パタゴニア、東京商工会議所である。2の対象は、KES環境機構、京都市中小企業支援センター、京都商工会議所、KSVU、エコエナジー、日本電気化学、新岩村電機、JR西日本ホテル開発、ミヤコテックである。
1のうち、家庭の省エネ活動にまで踏み込んだ環境コミュニケーション活動を行う企業を取り上げ、その仕組みと促進要因の組織特性、他の企業への適用可能性などを分析した。さらに、そのような環境コミュニケーション活動を普及させるための環境政策をデザインするために、エージェントベースモデリングの分析課題を抽出した。これらの内容を論文にまとめ公表した。また、2については、中小企業の環境経営を支援する組織や取引先企業の活動を整理し、地域社会の環境政策としての課題と、エージェントベースモデリングでの分析課題を抽出した。これらの内容についても論文にまとめ公表した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 企業をハブとした家庭でのCO_2削減:事例分析に基づく多様性を含む環境政策デザイン2010

    • 著者名/発表者名
      在間敬子
    • 雑誌名

      進化経済学論集 第14集

      ページ: 744-761

  • [雑誌論文] 環境経営を推進するための地域社会における環境コミュニケーションデザインの検討2009

    • 著者名/発表者名
      在間敬子
    • 雑誌名

      第28回社会・経済システム学会大会報告要旨集

      ページ: 3-6

  • [学会発表] 企業をハブとした家庭でのCO_2削減:事例分析に基づく多様性を含む環境政策デザイン2010

    • 著者名/発表者名
      在間敬子
    • 学会等名
      第14回進化経済学会 大阪大会
    • 発表場所
      四天王寺大学(大阪府)
    • 年月日
      2010-03-27
  • [学会発表] 環境経営を推進するための地域社会における環境コミュニケーションデザインの検討2009

    • 著者名/発表者名
      在間敬子
    • 学会等名
      第28回社会・経済システム学会大会
    • 発表場所
      関西大学(大阪府)
    • 年月日
      2009-10-17

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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