研究概要 |
本年度は,サービス・サイエンスに基づく教育活動の質測定モデルに関して,様々な角度からの研究を行い,以下のような成果を上げた。 1. MT (マハラノビス・タグチ)法を教育効果測定のモデルに拡張した研究成果“Measurement Model for Educational Quality Improvement based on Service Science, Mangement and Enginering"を,国際学会the6^<th> ANQ Quality Congressで発表した。 2. 学生支援のためにCRM (Customer Relationship Management)を拡張してSRM (Student Relationship Management)を提案し,学生の学習型タイプに分類する方法を研究した成果「SRMの提案と学生の学習型タイプ別セグメンテーション」が日本経営工学会誌に掲載された。 3. サービス・サイエンス的考えを拡張し,教育現場の質的向上に関して,教育・学習プリズムモデルを提案し,さらに異質性を考慮した教育効果測定モデルを研究した研究成果"A Study on Modeling and Analyzing the Industrial Differences from Teaching to Learning"を,国際学会European Conference on Educational Research 2008で発表した。 4. 学習型PDCAサイクル及びCAPDサイクルの定義の改良を学会での議論を発展させて行い,さらに比較のためにより計画的に得られた学習プロセスのテキストデータをコレスポンデンス・アナリシスで分析した研究成果“学習型PDCA及びCAPDサイクルを用いた学習過程テキスト情報の個人差を考慮した分析"を教育情報システム学会誌に投稿中である。 5. キャリア教育の効果を縦断的構造方程式モデリングによって分析した研究成果"Analysis of the Education Effectiveness of the Career Education at University"をEuropean Conference on Educational Research 2008において国際学会発表した。
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