研究概要 |
本年度も,サービス・サイエンスに基づく教育活動の質測定モデルに関して,様々な角度からの研究を行い,以下のような成果を上げた。 1.Guba and Lincolnが提唱する「第四世代評価」と文部科学省の定める「学士力」の両方を考慮し,教育の質保証・向上のために提案した教育効果測定モデルに関する研究成果"A Study on Propoeal and Analysis of Models Measuring Educational Effects for Assurance of Education Quality and Improvement of Student Satisfaction"が国際学会誌International Journal of Education and Information Technologiesに掲載された。 2.樹木構造接近法を用いた教青効果と学生の個人特性の関係性の研究についての研究成果"A Study on Relationship between the Educational Effectiveness and Characteristics of Students using a Multi-Split Tree Structured Method"がHow To Progress On Educational Quality Assuranceに掲載された。 3.MT(マハラノビス・タグチ)システムのT法(1)を教育効果測定のモデルに拡張した研究成果"Analysis of the Relationship between the Educational Effectiveness and the Student's Learning Method Using the T Method"を,国際学会European Conference on Educational Research(ECER)2011で国際学会発表予定である(採択済み)。 4.学習型PDCAサイクル改善活動おける意思決定についての学習インタビューデータを分析した研究成果"KeyGraphと他者評価による学習型PDCAサイクルの廻し方と成果の関係に関する研究"を日本品質管理学会第93回研究発表会で学会発表予定である。 5.学生タイプ別教育効果分析法に関する研究成果"ベイジアンネットワークを用いた学生タイプ別教育効果分析における測定精度・予測精度の検証"が日本教育情報学会誌「教育情報研究」第26巻4号に掲載予定である。
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