本年度及び研究機関全体を通じて,サービス・サイエンスに基づく教育活動の質測定モデルに関して,様々な角度からの研究を行い,以下のような成果を上げた。 1.研究成果「タイプ別教育・学習効果分析システムの提案」が日本教育情報学会誌Vol.28に掲載された。研究期間を通じて,学生の学習の異質性(個人差)を考慮して教育・学習効果を分析する方法を提案,検証し,分析システムを開発することまで研究が進んだ。 2.自己調整型学習課題解決力の向上に関する研究において,その成果“Analysis for the Design of Effective Learning Activities Using Learning-Type PDCA and CAPD Cycles on the Basis of Characteristics of Individual Students”が国際学会誌International Journal of Knowledge and LearningのVol.8に掲載された。 3.研究成果「理工系大学生の社会人基礎力向上のための要素間の関係についての研究」が行動計量学会誌Vol.39に掲載された.さらに,コンピテンシーに関して,どの業種でどのような能力が特に必要とされているかを分析により示すことができた。 4.1対多のコミュニケーションが必要な教育における学習の異質性の分析に関する研究成果“A Study on the Student Type Classification for Quality Improvement of Education and Educational Interactive Communication”を,国際学会European Conference on Educational Research (ECER) 2012にて発表した。
|