ビフィズス菌は、下痢防止・便秘改善といった整腸作用、免疫活性化作用、皮膚アレルギー低減などの効果を持つことが報告されている。ヒトの健康維持に大きく関わっているビフィズス菌は近年たいへん注目されている。 我々は、これまで成人大腸内の主要菌株であるB.adolescentisに注目し、その基準株であるATCC15703株のゲノム解析を行った。さらにゲノム情報に基づきPAM法と命名した新規遺伝子導入法を開発し、報告してきた。 今回は、新たな遺伝子層亜技術を創世するための基盤となる、シャトルベクターの温度感受性変異株の取得をおこなった。 これにより、従来困難であった部位特異的変異の導入が可能になった。
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