研究課題
基盤研究(C)
照葉型里山林の種組成と種多様性について、沖縄県から東京都に至る6地点において調査を行い、照葉型里山林の特性を明らかにした。照葉型里山林は照葉自然林と比較すると着生植物を欠くなど、種組成は単純化し、種多様性も著しく低かった。西表島、屋久島をはじめとして各地の照葉樹林は人の手の加わっていない照葉自然林とされてきたが、そのほとんどは照葉型里山林に由来するものであった。国内に照葉自然林は少なく、放置された照葉型里山林の保全を行って自然性の高い照葉樹林へと遷移させる必要がある。
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