研究課題
初年度はアジア地域を中心に、eHRAFから入手できる25民族集団のモノグラフを対象にして、睡眠文化要素の抽出をおこなった。作業は京都大学においておこない、その結果を逐次インターネット上に作成した非公開の閲覧型データベースに載せて共有するようにした。また、関連地域の民族誌資料を購入し、睡眠文化要素の抽出作業もおこなった。アジア地域においてインテンシブなフィールド調査をおこなっている地域研究・文化人類学の専門家2名の協力を得て、インタビューをおこない、それぞれの対象民族集団・地域における睡眠文化要素についてその概観と記述的資料を得た。以上の作業によって得られたデータは、まず研究メンバー全員が共有し、それぞれの観点からコメントを加えて、「睡眠文化要素」の検討をおこなった。そのうえで、民族誌記録を集約して最終年度の出版にむけた編纂の準備をおこなった。集約と編纂のプロセスは睡眠文化研究所の研究員が協力して実施した。2008年10月25日立教大学池袋キャンパスにおいて公開研究会として睡眠文化フォーラム「新しい眠りが目を覚ます」を開催し、アジア特に日本の睡眠文化の多様性を中心に「睡眠の歴史」「時空間」「夢」「比較文化」のセッションを設けて研究成果の中間発表をおこなった。アジアにおける」を開催し、平成16年度に開設したホームページの拡充をおこない、研究内容と計画の進捗状況、研究会の案内などを掲載した。て、ひろく一般に睡眠文化研究の成果を還元する。無料のメールマガジン発行サービスを利用して、本研究プロジェクトの内容および睡眠文化に関連した最新の研究成果を隔月刊メールマガジンとして掲載する準備をすすめた。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (25件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (3件) 図書 (5件)
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