研究課題
1. 『世界の睡眠文化(仮題)』の編纂:平成22年度は、計画の1-2年次に収集したアジアおよびアフリカ各10地域の睡眠文化要素に関する資料をまとめて編纂する作業をすすめた。対象とした民族集団の睡眠行動に関する記述的資料について、研究協力者である睡眠科学分野の専門家の協力を得て科学的検討をおこない、通文化的比較を行う際の参照基準として用いることが出来るかどうかの検討をおこなった。2. 公開シンポジウムの開催:平成22年2月5日キャンパスプラザ京都2階ホールにおいて、公開シンポジウム「睡眠文化研究フォーラム眠り世界探訪アジア・アフリカ編」を開催した。これまでインタビュー形式で蓄積してきた調査結果の概要の発表にあわせて、ケニア、エチオピア、ブルキナファソ、韓国、ミャンマーそれぞれの地域の研究者・留学生を招いて睡眠文化の多様性に関する事例についてコメントしてもらい、過去3年間の研究成果の総括をおこなった。3. Webサイト「睡眠文化研究会」の維持と「睡眠文化要素」データベースの公開準備:睡眠文化研究に関するウェブサイトを拡充維持するとともに、過去3年間の更新内容をすべてデジタルアーカイブしてDVDなどの電子媒体によって配布する準備をおこなった。また、1-2年次に作成してきたアジア・アフリカ地域の「睡眠文化要素」資料のデータベースの整備をおこなった。一般公開には著作権の問題があることが判明したため研究グループ内の利用に留めることにした。
すべて 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (8件) 図書 (6件) 備考 (2件)
Journal of Sleep Research
巻: 19(3) ページ: 407-424
睡眠医療
巻: 4(2) ページ: 220-225
巻: 19 ページ: 436-443
The Tohoku Journal of Experimental Medicine
巻: vol.221 ページ: 245-249
Progress in Medicine
巻: vol.30 ページ: 125-129
http://www.edogawa-u.ac.jp/~kfukuda/
http://www.f-nemuri.com/