研究課題
基盤研究(C)
エチオピア南部、オモ川下流域における民族紛争は、1990年代以降にその発生頻度を減らした。本研究では紛争が発生しなくなった社会的脈絡およびそれによる情勢の変化についての仮説を得るに至った。結果として、1990年代以降の政府の関与の度合い、異なる文化的背景を持つ集団間の文化的プロトコルの共有と非共有が紛争の発生とその強度に影響を及ぼすことが示唆され、また「平和」の時期が継続することになり敵集団との間のバッファーゾーンが縮小する傾向にあることが示された。
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In Nailo-Ethiopian Studies Vol.13
ページ: 47-62