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2008 年度 実績報告書

男性が家族介護に取り組むための未来型家族介護者支援モデル開発

研究課題

研究課題/領域番号 20510246
研究機関愛媛大学

研究代表者

野本 ひさ  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (50259652)

研究分担者 河野 保子  宇部フロンティア大学, 看護学部, 教授 (80020030)
永松 有紀  久留米大学, 医学部, 講師 (20389472)
平澤 明子  愛媛大学, 学生支援センター, 准教授 (40403852)
吉村 裕之  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70093945)
中島 紀子  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (20325377)
キーワード医療・福祉 / 介護 / 男性 / 家族
研究概要

本研究は,(1)現在介護を行っている男性介護者の実態,(2)今後介護者となり得る男性の介護者になる際の自己決定要因,(3)男性が介護者になるために必要な支援の3点から男性が介護に取り組むために必要な要因を明らにし,男性介護者により適切なサポートの在り方や,男性も女性もともに生涯を幸せに送るための生涯教育のあり方への示唆を得ることを目的とする。本年度は、男性介護者の介護意識について介護に取り組んでいる男性介護者の実態を調査した、その結果を以下に示す。
男性介護者の介護の意思決定と介護継続の意識について測定する質問紙を作成し、その関連を探求した結果、男性介護者の特徴が以下のように明らかになった。介護の意思決定は男女とも配偶者を介護する者の愛情や意地・遠慮が強いことは同じ特徴であったが、男性は意地・遠慮得点が女性よりも高く表われている。また、男性は自分の健康状態が不安でも愛情得点が高く表われており、今後の夫婦で介護を行う時の手がかりとなる。男性の家事経験と介護意識の関係も明らかとなり、若い時からの夫婦・家庭のあり方が介護観につながっていることを示唆している。さらに、介護の意思決定と介護継続意識の関係についても男性にのみ表われた関係性が明らかになっており、これまでの女性介護者中心に述べられてきたあり方に-考を加える必要性が示された。介護者のの意思決定と介護継続の意識はいずれも親を介護するより配偶者を介護しているものが有意に高かく、夫婦の介護に注目することが必要であることが判明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 介護の意思決定と継続意識に関する研究-性別と続柄による違い-2008

    • 著者名/発表者名
      近藤恵子、明関真紀子、野本ひさ
    • 学会等名
      第10回日本ヒューマンケア心理学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2008-09-13
  • [学会発表] 男性介護者の介護意思決定と介護継続意識の関係2008

    • 著者名/発表者名
      明関真紀子, 野本ひさ
    • 学会等名
      第21回健康心理学会(東京)
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-09-13

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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