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2009 年度 実績報告書

ジェンダー論とシティズンシップ論の実践的架橋を求めて:変容する親密圏を手がかりに

研究課題

研究課題/領域番号 20510256
研究機関京都女子大学

研究代表者

澤 敬子  京都女子大学, 現代社会学部, 准教授 (60340444)

研究分担者 南野 佳代  京都女子大学, 現代社会学部, 准教授 (60329935)
キーワードジェンダー / シティズンシップ / 親密圏 / 法社会学 / 権利
研究概要

本研究の目的は、シティズンシップ論の射程からジェンダー論を検討することであり、ジェンダー論のシティズンシップ論への適用可能性とその限界を探ることを全体的な構想とする。方法としては、(1)シティズンシップ論研究、(2)親密圏におけるジェンダーをめぐる権利の実現過程の研究、に大別でできる。
本年度は、(2)の共通課題について、2009年5月の法社会学会学術大会ミニシンポジウム「ジェンダーから見た法実践」において、澤がコーディネータを務め、研究協力者である三輪、連携研究者である手嶋が報告を行い、親密圏におけるジェンダーに関わる権利実現において、差別意識を内面化している当事者らが親密圏において権利を主張し獲得する際に、どのような段階でいかなるサポートが必要かを検討した。また、権利の実現過程におけるサポートについての比較研究のため、スペインの国内人権機関、フランスのDVサポート関連機関の調査を行った。
2010年4月には、本科研研究の中間報告書として、『ジェンダーとシティズンシップをめぐる法・権利・支援-親密圏を中心に-』を編集し現在までの成果を報告している。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] DV被害者支援における自治体間格差-法政策と実施のギャップの一例として2010

    • 著者名/発表者名
      手嶋昭子
    • 雑誌名

      法社会学 72号

      ページ: 125-142

    • 査読あり
  • [雑誌論文] グローバル市民社会の展望 -人権と正戦の関係をめぐって-2009

    • 著者名/発表者名
      内藤葉子
    • 雑誌名

      現代社会研究 第12号

      ページ: 169-180

  • [学会発表] 権利理解を『義務を果たす主体(duty-holders)』への働きかけにつなぐ~インドのNGOの実践から~2009

    • 著者名/発表者名
      三輪敦子
    • 学会等名
      法社会学
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      2009-05-09
  • [学会発表] DV防止法下における被害者支援2009

    • 著者名/発表者名
      手嶋昭子
    • 学会等名
      法社会学
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      2009-05-09
  • [図書] ジェンダーとシティズンシップをめぐる法・権利・支援-親密圏を中心に-2010

    • 著者名/発表者名
      澤敬子、南野佳代、手嶋昭子, 他
    • 総ページ数
      190
    • 出版者
      科学研究費補助金(基盤研究C)「ジェンダー論とシティズンシップ論の実践的架橋を求めて:変容する親密圏を手がかりに」研究成果中間報告書

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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